心で触れるボディワークスクールの「フェイス・ヒーリング講習」を受講してくださった穂苅由紀恵さんが、「手当の輪」というボランティア団体に所属され、福島県の仮設住宅でオイルトリートメントを用いたボランティア活動をされています。
穂苅さんのいるチームでは、顔のマッサージをメインに行なっているとのことで、私も参加したい!と興味を持っています。
穂苅さんから活動レポートをいただいたのでシェアさせていただきます。
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・フェイス・ヒーリング ボランティアレポート・
・四倉仮説住宅・
Nさん
〜来たときはざわざわした印象に見えましたが、帰る時には静かに落ち着いているように見えました。
Sさん
オイルのマッサージは受けたことがないと消極的でしたが、手のみマッサージしてみるとお腹から深い息が出て、呼吸が変わりました。この方は、フェイスは触れませんでしたが、オイルを使った場合の呼吸の深さの違いに驚きました。いままでの施術は、はじめからオイルを使うことが前提だったので、そうでない場合との呼吸の違いなどに気がつきませんでしたが、仮説でのボランティアの場合はオイルを使う方とそうでない方、途中からオイルを使ってみる方など比較ができ、オイルを使った場合のリラックス効果が高いことに私自身新しい発見になりました。
・常磐仮説住宅・
Iさん
トレッキングが好きで活動的。マッサージがはじまってもおしゃべりが続いていた。エステでフェイシャルなど受けていた経験あり。興奮気味でも、ハンドル軽擦のころにはリラックスしているようでした。プフゥ・・・という呼気で眠っている様子。何十年かぶりに顔のマッサージをやってもらったと喜んで帰っていかれました。
Tさん
オイルの香りでローズを選びました。”ローズ”という名前から自宅にあった20年越しのローズマリーを思い出したようで、庭の話や料理に使っていた話をしていました。帰宅は可能になっても、除染ですべての庭の植物を刈り取られてしまったと残念がっていました。マッサージ前は手が冷たかったのですが、あたたかくなったと喜んでいました。マッサージ終了後、ローズマリーの精油を買いたいと話していきました。
Oさん
70代。〜直前まで休むことなく話していたが、5分もたたないうちに眠ってしまった。オイルを使ってマッサージすることの鎮静効果の高さを実感しました。
Kさん
おそらく30代または40代。仮設住宅に避難しながら町内の見守り活動もしているそうです。背中が苦しいとのことでした。首すじと肩のこわばりが強く、今回のトリートメントでは指が入りませんでした。ご年配の方と比べると家族全体を見る立場にあることで悩みが複雑なようです。この世代のケアの必要性を感じました。
Sさん
〜普段のセッションは1対1ですが、仮説の集会場は他の方もいるのでクライアントの方も私も注意力が散漫になります。友人ときていたSさんも、はじめは友達とおしゃべりをしたり周囲を意識しているようでしたが、頭と首のワークのときには意識が遠のいていたようでした。
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抜粋してご紹介させていただきました。
仮設住宅の生活の中で、みなさんそれぞれに、様々な思いを抱えて生活されていることと思います。トリートメントのボランティアは、触れることがコミュニケーションの役目をはたすので、会話は極力控え、受け手の方の話にただ耳を傾け、アドバイスなどは行いません。でも、このただ聞くという姿勢も、受け手の方の心をゆるめていくことに繋がると私は思っています。
穂苅さんのレポートを読んで、オイルトリートメントを受ける一時が、「言葉にはあらわしずらい漠然とした想い」「日常のささいなこと」などを、話すことのできる時間にもなっていると感じました。フェイス・ヒーリングやエサレンボディワークのタッチの質を通して、一人ではないという安心感、自分を労る気持ち、忘れかけていた穏やかな心を取り戻す機会となっていたらいいなと思います。
穂苅さんも、福島で震災を経験されました。不安を感じながらも、前向きに講習に参加された姿がとても印象的でした。福島の方々にフェイス・ヒーリングを行い、その様子をシェアしていただけることに感謝の気持ちでいっぱいになります。
スクールで取得した手技を用いて、それぞれの場所で活動されている方のお話は、
私の栄養剤だ〜!とあらためて感じました◎
みなさ〜ん、ありがとうございます!
そして、これからも宜しくお願い致します☆
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