今回滞在させていただいた「南境生活センター」では、個人やボランティア団体の方が30名近く宿泊されていました。
ゴールデンウィーク中は、100名ぐらいになったそうです。
「四万十塾」(南境生活センターを運営している団体)、「はからめ」、「釧路ガイドステーション わっか」、「パタゴニア」のスタッフさん(会社が、ボランティア参加をすすめているようです)、「NPO法人 フラワーピープル」(クラニオセイクラルの講師をされている、コマラギータさんが主宰している団体です)、「新宿 カフェ MOVE CAFE」のスタッフさん、「ハニーベーグル」のスタッフさん、料理研究家の山戸さんなど、さまざまな方面からボランティアのために集まっていました。
有給を取り、個人でいらしている方も何人もいらっしゃいました。
炊き出し、泥だし、レクリエーションなど、それぞれに役割を担い、責任を持ちながら活動されています。
炊き出しに携わっている方々は、支援物資の在庫、賞味期限、栄養バランス、などを考えながら、一日200食近い炊き出しを毎日用意しています。
食中毒の問題など、夏に向けて更に気を使わなければいけないことが増えていくため、夜のミーティングでは、食材の管理について厳しく話をされていました。
命をあずかる仕事と言っても過言ではなく、即席のチームにも関わらず、炊き出し隊のチームワークは、本当に素晴らしかったです。
最終日に、クラニオセイクラルワークの講師をされている加藤かえこさん(コマラギータさん)とNPO法人フラワーピープルのスタッフさんにお会いすることができました。
石巻を訪れるのは2回目とのこと。今回はマッサージテーブルを持参して活動されるということで、とても興味深いお話をお伺いすることができました。
一緒に避難所をまわった、め組ジャパンの方々は、テント村で自炊をしながら活動をされていました。
活動終了後は、18時ぐらいに生活センターに戻り、自転車を借りて自衛隊風呂まで行っていました。
番台さんは、迷彩服を着た自衛隊員。
厚手のシートと、パイプで作られた大きめの浴槽が2台並べられ、入浴できるようになっています。
男湯は、千葉の温泉の湯、女湯は、山形の温泉の湯となっており、とても気持ち良いお湯でした。
地元の方のために用意されており、お母さんに連れられた子供が楽しそうにしている姿を見ると、気持ちがホッとしました。
利用者が少ないと、経費削減で無くなってしまうとのことです。。。
体だけではなく心もあたたまる、素晴らしいお風呂でした。
生活センターから、自衛隊風呂までは、旧北上川をまたぐ橋を渡るのですが、
夕暮れ時の旧北上川の穏やかな流れと、遠くに見える山並みは、心を和らげてくれました。
次回参加する時には、必要とされる活動も変わっていると思いますが、今回の経験を生かし、ボディワーカーがどのような形でボランティアに参加していくことができるかなども考えていきたいと思っています。
整体マリナーズ
め組JAPAN
NPO法人 フラワーピープル
は、セラピスト、ボディワーカーが活動しやすい団体だと思います。
今回私は、整体マリナーズさんにお世話になりました。
整体マリナーズさんについては、情報をいろいろ教えていただいたセラピストのやすこさんのブログを見ていただけると、とても分かりやすいと思います。
出発前に、やす子さんとアロマショップの「カモミール」さんから、避難所で生活されている方にお渡しするアロマクリームを、お預かりしました。
化粧品類などの物資は不足しているようなので、お渡しした皆さんには喜んでいただくことができました。
やすこさん、小山先生、しっかりお渡ししてきましたよ!
現地に行って、やっと他人事ではなく、東北と繋がることができたような気がしています。
東京にいながら出来ることを、これからも続けていきたいと思います!
東京世田谷区、小田急線「豪徳寺」から徒歩2分の場所にある、エサレン®ボディワークやアロマトリートメントのリラクゼーションサロン。オイルトリートメントのスクールも行なっています。 http://charkha.jpn.org
2011年6月15日水曜日
2011年6月14日火曜日
マッサージボランティア・石巻市 その2
前回、街の様子について書きましたが、今回はマッサージのボランティア活動について書こうと思います。
毎日、避難所までは整体マリナーズの方の車で移動していました。現地に着くと早速マッサージ開始です。
畳の上に布団を敷いて、その上で洋服の上から全身のマッサージを行いました。背面を重点的に行い、前面で手や足、頭部、頸部、肩など、必要な場所に触れて行く感じです。
エサレンボディワークのセトリングストロークを丁寧に行うことで、心身ともに力をぬいていただくことができたように感じます。
湊中学校では、リフレクソロジーと、頭部、頸部、肩回りなどに触れていきました。
あまり待つことなく、受けたいという方がいらしてくださり、避難所に生活されている方、ボランティアのお手伝いをされている現地の方、ボランティアスタッフの皆さんなど、3日間で20名ぐらいのかたにさせていただきました。
避難生活をされている方は、肩、腰回りの緊張がとても強く、息を留めている感じや、体をこわばらせている感じが伝わってきます。
ボランティアの活動をされている方は、ハードに体を使われている感じが受取れ、比較的被害が少なく、ボランティア団体のお手伝いに入ってる地元の方や、ボランティアスタッフさんも、かなりの疲労が感じられました。
自身の体が悲鳴をあげているのに、「私よりもっと大変な思いをしている人がいるのだから、、、」と頑張っている方もいらっしゃり、心が痛くなることも度々ありました。
手や足はオイルをつけることができると思い、イランイラン(憂鬱、パニック、情緒不安定、自信喪失、睡眠障害)&レモングラス(血行不良、無気力、肩こり腰痛、緊張感)のブレンドオイル、手の消毒と、前面になった時に香りを楽しんでいただくために、ティトリー(免疫促進、抗菌、抗炎症)&ラベンダー(ストレス緩和、抗うつ、催眠)のスプレーを持参し、受けて下さる方に合わせて使いました。
香りは、情動をつかさどる脳に穏やかに働きかけるので、緊張の続く生活をされている方にはやはり効果があると実感。
一番初めにさせていただいた方は、脳梗塞で半身が不自由になってしまったおばあさんでした。
マサージを受けるのがはじめてで、はじめは体を固くされていましたが、終了するころには体の力もぬけ、お顔の力もぬけた感じでほっとしました。
息子さんに、「やってもらえて良かったな」と言われると、「よかった、よかった」と笑顔で応えていらっしゃいました。
津波の被害には遭ったものの、家の中に残ったものがあり、「拾ってもどうしようもないのだけれど、毎日拾いに行っています」という女性のお話は、何も無くなってしまうこともつらいけれど、残った物を拾い集めることも、とてもつらい作業だと感じました。
治療の途中で、被害に遭い、通院できなくなってしまっている方などは、痛みを我慢しながらの生活がとてもつらそうでした。
膝の炎症を持っているお爺さんも、痛みを我慢しながら生活をされている様子で、マッサージをはじめてすぐに眠りにつき、終了後なかなか意識が戻らずにいましたが、起きてから軽くなった脚の感覚を喜んでいらっしゃいました。
精神的なストレスは、どの方からも感じとれ、心身のケアの必要性を強く感じました。
マッサージの最中に「こんなに気持ち良いことを、私も人にしてあげれるようになりたい。それを目標に頑張ろうと思います」とおっしゃられた方がいました。
ご家族を亡くされた方なのですが、「頑張りすぎずに、ご自身を大切にしてくださいね」と声をかけると、「そうね、まず自分からよね。人に優しくしてもらってもいいのよね」との言葉に、大きくうなずくしかありませんでした。
本当に、まずはご自身を大切に、無理はされないでくださいという気持ちでいっぱいになりましたが、何かをしたいという衝動、目的が、生きていく原動力になることに、あらためて気付かされました。
マッサージ中は何もお話をされず、終了後に「体を動かしはじめないとだめだよね」と言われて帰られた方もいて、
3,40分のマッサージでしたが、ご自身の体や心について、何か感じてもらえたのかな、、、と思うと、参加できてよかったなと思えます。
私の方から話しかけることはあまりせず、体の感覚に心を向けていただけたらと、触れることだけに集中していました。終了後は、
今度いつ来るの?、また受けたい、今まで受けたことのないマッサージでとても気持ち良かった、などの言葉をいただき、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
「ありがとう」と言われることにはじめは抵抗を感じていたのですが、お互いさまでいいのだなと、途中から気持ちを切り替えることができました。
湊中学校では、腕に包帯を巻き首から吊っている4,5歳の女の子が、ニコニコ元気に笑いながら食堂で遊んでいました。
あ~、笑顔っていいな。何よりのビタミン剤!と思い、その女の子を見ながら娯楽、レクリエーションがもっとあったらいいなとも感じました。
誰でもできるようなダンスの講座とか、互いに背中や、足などに触れる、簡単なマッサージの講座とか、、、。
(※私は、オイルトリートメントは娯楽として考えてもいいかなと思っています。楽しく、気持ち良く、健康に貢献できるようなものであるのがいいな◎)
アロマオイルを使用したクラフト作成とか、合唱とか、、、。案を出すのは簡単ですねxxx
避難所での生活は、あまり動かずに一日を過ごされる方も多いようです。外に出ても、被害を受けた街並みと、空気の悪さで気がめいってしまうのだと思います。
でも、とどまっていると気持ちが動かないのも確かです。
これからは、「やりますよ」から「一緒にやりましょう」が必要になってくるように感じました。
共に、動きはじめること。動きながら、笑いながら、涙を流していくことができたら。。。
仮設住宅が建ち始め、マッサージのボランティア活動も流動的に変化してきています。長期に滞在されているスタッフさん同士でこれからに必要なことをミーティングし、一日も早くより良い状態になるようにと頑張られています。
東京にいても、常に現地で頑張っている方々と繋がっていたいなと思います。
被害に遭われた方々は、生きていることについて様々な思いを抱えながら生活されています。
命ある限り、せめてつらい思いをされたと同じぐらいは、生きていてよかったと思えることが訪れるよう願わずにはいられません。
帰って来てからも、数日避難所でマッサージをさせていただいた方の夢を見たりしていました。
体験をしたことを、頭が整理しているのだな~と思いますが、個人的な気持ちはなるべく入れないようにと思っても、やはり入ってしまうものだなと、自分を観察しています。。。
※写真は、即席で作った看板?と、マッサージ用に食堂の隅に置かれているテント
3 (現地での出会い)につづく、、、。
毎日、避難所までは整体マリナーズの方の車で移動していました。現地に着くと早速マッサージ開始です。
畳の上に布団を敷いて、その上で洋服の上から全身のマッサージを行いました。背面を重点的に行い、前面で手や足、頭部、頸部、肩など、必要な場所に触れて行く感じです。
エサレンボディワークのセトリングストロークを丁寧に行うことで、心身ともに力をぬいていただくことができたように感じます。
湊中学校では、リフレクソロジーと、頭部、頸部、肩回りなどに触れていきました。
あまり待つことなく、受けたいという方がいらしてくださり、避難所に生活されている方、ボランティアのお手伝いをされている現地の方、ボランティアスタッフの皆さんなど、3日間で20名ぐらいのかたにさせていただきました。
避難生活をされている方は、肩、腰回りの緊張がとても強く、息を留めている感じや、体をこわばらせている感じが伝わってきます。
ボランティアの活動をされている方は、ハードに体を使われている感じが受取れ、比較的被害が少なく、ボランティア団体のお手伝いに入ってる地元の方や、ボランティアスタッフさんも、かなりの疲労が感じられました。
自身の体が悲鳴をあげているのに、「私よりもっと大変な思いをしている人がいるのだから、、、」と頑張っている方もいらっしゃり、心が痛くなることも度々ありました。
手や足はオイルをつけることができると思い、イランイラン(憂鬱、パニック、情緒不安定、自信喪失、睡眠障害)&レモングラス(血行不良、無気力、肩こり腰痛、緊張感)のブレンドオイル、手の消毒と、前面になった時に香りを楽しんでいただくために、ティトリー(免疫促進、抗菌、抗炎症)&ラベンダー(ストレス緩和、抗うつ、催眠)のスプレーを持参し、受けて下さる方に合わせて使いました。
香りは、情動をつかさどる脳に穏やかに働きかけるので、緊張の続く生活をされている方にはやはり効果があると実感。
一番初めにさせていただいた方は、脳梗塞で半身が不自由になってしまったおばあさんでした。
マサージを受けるのがはじめてで、はじめは体を固くされていましたが、終了するころには体の力もぬけ、お顔の力もぬけた感じでほっとしました。
息子さんに、「やってもらえて良かったな」と言われると、「よかった、よかった」と笑顔で応えていらっしゃいました。
津波の被害には遭ったものの、家の中に残ったものがあり、「拾ってもどうしようもないのだけれど、毎日拾いに行っています」という女性のお話は、何も無くなってしまうこともつらいけれど、残った物を拾い集めることも、とてもつらい作業だと感じました。
治療の途中で、被害に遭い、通院できなくなってしまっている方などは、痛みを我慢しながらの生活がとてもつらそうでした。
膝の炎症を持っているお爺さんも、痛みを我慢しながら生活をされている様子で、マッサージをはじめてすぐに眠りにつき、終了後なかなか意識が戻らずにいましたが、起きてから軽くなった脚の感覚を喜んでいらっしゃいました。
精神的なストレスは、どの方からも感じとれ、心身のケアの必要性を強く感じました。
マッサージの最中に「こんなに気持ち良いことを、私も人にしてあげれるようになりたい。それを目標に頑張ろうと思います」とおっしゃられた方がいました。
ご家族を亡くされた方なのですが、「頑張りすぎずに、ご自身を大切にしてくださいね」と声をかけると、「そうね、まず自分からよね。人に優しくしてもらってもいいのよね」との言葉に、大きくうなずくしかありませんでした。
本当に、まずはご自身を大切に、無理はされないでくださいという気持ちでいっぱいになりましたが、何かをしたいという衝動、目的が、生きていく原動力になることに、あらためて気付かされました。
マッサージ中は何もお話をされず、終了後に「体を動かしはじめないとだめだよね」と言われて帰られた方もいて、
3,40分のマッサージでしたが、ご自身の体や心について、何か感じてもらえたのかな、、、と思うと、参加できてよかったなと思えます。
私の方から話しかけることはあまりせず、体の感覚に心を向けていただけたらと、触れることだけに集中していました。終了後は、
今度いつ来るの?、また受けたい、今まで受けたことのないマッサージでとても気持ち良かった、などの言葉をいただき、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
「ありがとう」と言われることにはじめは抵抗を感じていたのですが、お互いさまでいいのだなと、途中から気持ちを切り替えることができました。
湊中学校では、腕に包帯を巻き首から吊っている4,5歳の女の子が、ニコニコ元気に笑いながら食堂で遊んでいました。
あ~、笑顔っていいな。何よりのビタミン剤!と思い、その女の子を見ながら娯楽、レクリエーションがもっとあったらいいなとも感じました。
誰でもできるようなダンスの講座とか、互いに背中や、足などに触れる、簡単なマッサージの講座とか、、、。
(※私は、オイルトリートメントは娯楽として考えてもいいかなと思っています。楽しく、気持ち良く、健康に貢献できるようなものであるのがいいな◎)
アロマオイルを使用したクラフト作成とか、合唱とか、、、。案を出すのは簡単ですねxxx
避難所での生活は、あまり動かずに一日を過ごされる方も多いようです。外に出ても、被害を受けた街並みと、空気の悪さで気がめいってしまうのだと思います。
でも、とどまっていると気持ちが動かないのも確かです。
これからは、「やりますよ」から「一緒にやりましょう」が必要になってくるように感じました。
共に、動きはじめること。動きながら、笑いながら、涙を流していくことができたら。。。
仮設住宅が建ち始め、マッサージのボランティア活動も流動的に変化してきています。長期に滞在されているスタッフさん同士でこれからに必要なことをミーティングし、一日も早くより良い状態になるようにと頑張られています。
東京にいても、常に現地で頑張っている方々と繋がっていたいなと思います。
被害に遭われた方々は、生きていることについて様々な思いを抱えながら生活されています。
命ある限り、せめてつらい思いをされたと同じぐらいは、生きていてよかったと思えることが訪れるよう願わずにはいられません。
帰って来てからも、数日避難所でマッサージをさせていただいた方の夢を見たりしていました。
体験をしたことを、頭が整理しているのだな~と思いますが、個人的な気持ちはなるべく入れないようにと思っても、やはり入ってしまうものだなと、自分を観察しています。。。
※写真は、即席で作った看板?と、マッサージ用に食堂の隅に置かれているテント
3 (現地での出会い)につづく、、、。
マッサージボランティア・石巻市 その1
3日間というとても短い期間ですが、宮城県石巻市で、ボランティア活動に参加してきました。
マッサージだけではなく、他に必要なことがあれば、それをしながらマッサージもできたらという思いだったので、長靴、粉塵マスク、ゴーグル、皮手袋や軍手、レインコートなど一通り準備をしていきましたが、3日間いずれも一日マッサージをして過ごしました。
23:30新宿発の深夜バスに乗り、石巻駅に6:30に到着。路線バスで専修大学までむかい、ボランティア活動の登録をし、そのまま避難所へ向かいました。
まわった場所は、被害の大きかった牡鹿半島エリアと湊中学校でした。
牡鹿半島の避難所に向かう途中のまちなみは、骨組みだけになった建物、崩壊した家屋、建物の中に乗り込んでいる車、瓦礫の山などが続きます。
牡鹿半島の山道では、道路に段差ができており、車が通って大丈夫?と不安になるような場所が所々にありました。
津波の被害で、海産物の工場に冷凍保存されていた物が方々に流され、日が経つうちに腐敗し臭気を放ち、一時はかなりの臭いだったようです。今でもその臭いはまだ残っています。
瓦礫撤去の作業中、怪我をされた方の傷口から海にしかいない細菌が見つかり、、破傷風を引き起こす細菌なので怪我などしないよう気をつけて下さいとも言われました。
津波の被害の大きさは、街の中でも違いがあり、入江になっている場所は波が入り込まなかったので被害を受けることなく、海のすぐ近くに立っている家も無事だったとのこと。
見ると、ほんの数歩の違いで景色が全く違っており、言葉がありませんでした、、、。
泥だしの作業中にご遺体が発見されることもあり、宿泊先に帰ると、発見された話を耳にしたりしました。
自衛隊員や、ボランティアの方々の頑張りで、瓦礫などもかなり整理されてきているようですが、まだまだ片付けなければいけない物が沢山あります。
避難所に向かうまでの山道、青々とした木々と、太陽のひかりできらきら輝く牡鹿半島は、観光地にきているのではないかと思うような美しさでした。
石巻市にお住まいのボランティアの方は、「津波の後、海がきれいになったような気がする、、、、」とおっしゃられていました。海に捨てられたゴミが陸に戻されたということなのかな。。。
また見に来たいと思うような、美しい海でした。
湊中学校の一帯は、まだ水が通っておらず、普及作業に時間がかかっている様子で、自衛隊の車や作業車を何台も見かけました。
校内にも臭いが立ち込めており、これから夏に向けてハエや虫の発生など、対策が必要になってくるようです。
様々な場所で、しなければいけないことが本当に山積みなのだと感じました。
宿泊先に行く途中では、学校の裏手に瓦礫が山積みになっており、これからまだまだ増えていくということです。
その近くには、自衛隊員のキャンプ地があり、テントが処狭しと並んでいました。石巻のボランティアの受けつけ場所になっている専修大学のキャンパス内には、ボランティアの方が寝泊まりするテント村がありました。
自衛隊員、長期でボランティアに来ている方には、本当に頭が下がる思いでした。
※旧北上川や海から離れた場所では、ライフラインも普及しており、スーパーも営業を開始しているので、普通の生活に戻っています。
2 (マッサージ活動について)につづく、、、。
マッサージだけではなく、他に必要なことがあれば、それをしながらマッサージもできたらという思いだったので、長靴、粉塵マスク、ゴーグル、皮手袋や軍手、レインコートなど一通り準備をしていきましたが、3日間いずれも一日マッサージをして過ごしました。
23:30新宿発の深夜バスに乗り、石巻駅に6:30に到着。路線バスで専修大学までむかい、ボランティア活動の登録をし、そのまま避難所へ向かいました。
まわった場所は、被害の大きかった牡鹿半島エリアと湊中学校でした。
牡鹿半島の避難所に向かう途中のまちなみは、骨組みだけになった建物、崩壊した家屋、建物の中に乗り込んでいる車、瓦礫の山などが続きます。
牡鹿半島の山道では、道路に段差ができており、車が通って大丈夫?と不安になるような場所が所々にありました。
津波の被害で、海産物の工場に冷凍保存されていた物が方々に流され、日が経つうちに腐敗し臭気を放ち、一時はかなりの臭いだったようです。今でもその臭いはまだ残っています。
瓦礫撤去の作業中、怪我をされた方の傷口から海にしかいない細菌が見つかり、、破傷風を引き起こす細菌なので怪我などしないよう気をつけて下さいとも言われました。
津波の被害の大きさは、街の中でも違いがあり、入江になっている場所は波が入り込まなかったので被害を受けることなく、海のすぐ近くに立っている家も無事だったとのこと。
見ると、ほんの数歩の違いで景色が全く違っており、言葉がありませんでした、、、。
泥だしの作業中にご遺体が発見されることもあり、宿泊先に帰ると、発見された話を耳にしたりしました。
自衛隊員や、ボランティアの方々の頑張りで、瓦礫などもかなり整理されてきているようですが、まだまだ片付けなければいけない物が沢山あります。
避難所に向かうまでの山道、青々とした木々と、太陽のひかりできらきら輝く牡鹿半島は、観光地にきているのではないかと思うような美しさでした。
石巻市にお住まいのボランティアの方は、「津波の後、海がきれいになったような気がする、、、、」とおっしゃられていました。海に捨てられたゴミが陸に戻されたということなのかな。。。
また見に来たいと思うような、美しい海でした。
湊中学校の一帯は、まだ水が通っておらず、普及作業に時間がかかっている様子で、自衛隊の車や作業車を何台も見かけました。
校内にも臭いが立ち込めており、これから夏に向けてハエや虫の発生など、対策が必要になってくるようです。
様々な場所で、しなければいけないことが本当に山積みなのだと感じました。
宿泊先に行く途中では、学校の裏手に瓦礫が山積みになっており、これからまだまだ増えていくということです。
その近くには、自衛隊員のキャンプ地があり、テントが処狭しと並んでいました。石巻のボランティアの受けつけ場所になっている専修大学のキャンパス内には、ボランティアの方が寝泊まりするテント村がありました。
自衛隊員、長期でボランティアに来ている方には、本当に頭が下がる思いでした。
※旧北上川や海から離れた場所では、ライフラインも普及しており、スーパーも営業を開始しているので、普通の生活に戻っています。
2 (マッサージ活動について)につづく、、、。
2011年6月10日金曜日
戻りました
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