2010年11月25日木曜日

アロマセラピストについて思うこと

アロマセラピストとしてのこだわりは、その方それぞれに違いがあります。

精油の効果にこだわりを持っている方、エステのような、痩身、美容面にこだわりを持っている方、治療まではいかずとも、「治す」ことにこだわりを持っている方、民間資格であるがゆえの多様性なのかなと思います。。。

はじめて受けたサロンの印象がアロマテラピーの印象になると思うと、アロマテラピーって、幅が広いな~と感じます。

あるお店で、セラピストさんがクライアントさんに「アロマのトリートメントは、リラクゼーションを目的としているので、コリをとるための物ではありません」と言われているのを耳にしました。実際そうなんだけど、でもそう言い切ってしまうのもどうかな。。。と私の頭の中で、その言葉が悶々とうずを巻いています。

何かを変えることを目的として施術をしたりはしませんが、かと言って、ただ皮膚だけをなでて終わるような施術も私は好みません。
できれば、充分にご自身の体のあるがままの感覚を感じていただき、私のできることで痛みやコリが和らぐように導くことができたらいいなと思っています。
なので、深部に触れていくことはアロマトリートメントでも、とても大切だと私は思います。
虚弱体質で、消化器系が(特に胃腸が弱い方)は、組織がとてもやわらかく、軽く触れただけではコリがわかりずらい方が多いのですが、そういう方の多くは、首や腰などに強いコリを持っていたりされます。
ゆっくりじんわりと深い場所へ触れて行くと、深層の筋肉はかなり緊張していることに気付きます。
でも、表層をなでているだけで、この深層の筋肉に気付くことができなければ、「あ、このクライアントさんは、あまり凝りがないな。」ということで終わってしまいます。。。
クライアントさんも、一番触れて欲しい場所に触れてもらえず、ただリラックスしただけで終わってしまうのです。。。
そして、このクライアントさんは「気持ち良さを感じただけの贅沢なマッサージだった」という印象で終わってしまうかもしれません。

もちろん、リラックスすることはとても大切です!深くリラックスできて、触れて欲しいと思う場所にしっかり触れてもらえて、体や心の変化を感じられるようなアロマトリートメントを、私は受けたいし、クライアントさんにも受けていただきたいと思います。

でも、これも私のこだわりであって、アロマトリートメントの一面でしかないのかな。。。
ボディワーカーとしての想いが入りすぎていたりするかもしれない。。。

ひとりよがり、セラピストよがりにならないよう、日々精進です。

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