2012年5月15日火曜日

マッサージの効果について

今日は、とても気持ちのよいお天気ですね^^
これから、いつもお願いしている整体師さんのところに身体のケアに行ってこようと思っています♪
その前に、本日届いたメルマガに、筋肉の炎症時におけるマッサージの効果についての記事が載っていたのでご紹介致します。

医学誌「Science Translational Medicine(サイエンス・トランスレーショナル医療)」オンライン版に2月1日掲載された記事について書かれたものです。

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激しい運動の後にマッサージを受けると、気持ちがよいだけでなく、細胞レベルで筋肉の炎症が軽減することが明らかにされた。
「マッサージによって骨格筋のミトコンドリア(細胞のエネルギーを産生する「発電所」)の増殖が促進されると考えられる」と、米バックBuck加齢研究所(カリフォルニア州)およびカナダ、マックマスターMcMaster大学(オンタリオ州)の研究グループは説明している。

今回の研究では、男性11人にエアロバイクで限界まで運動してもらった後、大腿四頭筋の筋組織検体の遺伝子分析を実施。運動の後、各被験者の片方の脚にマッサージをし、運動前、10分間のマッサージの直後および運動終了から2.5時間後に両脚から組織検体を採取した。
その結果、マッサージによって筋細胞内でサイトカインと呼ばれる炎症性蛋白(たんぱく)の活性が減少し、新たなミトコンドリアの増殖が促進されることがわかった。

運動後にマッサージを受けると筋肉痛が軽減することは多くの人が感じていることだが、「この痛みの軽減には、一般的な抗炎症薬が標的とするものと同じ機序が関与していると考えられる」とバック研究所のSimon Melov氏は説明し、「マッサージが快適であることは誰もが認めるが、今回、この経験に科学的な裏づけが得られた」と述べている。

筆頭著者であるマックマスター大学のMark Tarnopolsky博士は、「マッサージの潜在的ベネフィット(便益)は、高齢者、筋骨格を損傷した患者、慢性炎症性疾患患者など、幅広い人々に役立つ可能性がある」と述べ、「今回の研究は、医療現場においてマッサージのような手技療法(manipulative therapy)の正当性を示す根拠となるものである」と付け加えている。
(HealthDay News 2月1日)*クシロ薬局 尾崎重喜
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筋肉痛だけではなく、日常生活の中での、筋肉の疲労にも当てはめて考える事ができると思います。

ミトコンドリアは、私たちが空気を呼吸して取り入れた「酸素」と食事をして取り入れた「ぶどう糖」を、「二酸化炭素」と「水」と「エネルギー」に変える働きを持っています。エネルギーは体温を保ったり、運動したり、物事を考えたり、体内組織での化学合成をする時などに使われます。
ミトコンドリアがないと、私たちは生きていけない非常に大切な細胞内の器官です。

マッサージが気持ちよさだけではなく、細胞レベルから変化を起こしていることを、もっともっと沢山の方に知って欲しいと思います^^

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