2011年6月14日火曜日

マッサージボランティア・石巻市 その1

3日間というとても短い期間ですが、宮城県石巻市で、ボランティア活動に参加してきました。

マッサージだけではなく、他に必要なことがあれば、それをしながらマッサージもできたらという思いだったので、長靴、粉塵マスク、ゴーグル、皮手袋や軍手、レインコートなど一通り準備をしていきましたが、3日間いずれも一日マッサージをして過ごしました。

23:30新宿発の深夜バスに乗り、石巻駅に6:30に到着。路線バスで専修大学までむかい、ボランティア活動の登録をし、そのまま避難所へ向かいました。

まわった場所は、被害の大きかった牡鹿半島エリアと湊中学校でした。

牡鹿半島の避難所に向かう途中のまちなみは、骨組みだけになった建物、崩壊した家屋、建物の中に乗り込んでいる車、瓦礫の山などが続きます。
牡鹿半島の山道では、道路に段差ができており、車が通って大丈夫?と不安になるような場所が所々にありました。
津波の被害で、海産物の工場に冷凍保存されていた物が方々に流され、日が経つうちに腐敗し臭気を放ち、一時はかなりの臭いだったようです。今でもその臭いはまだ残っています。
瓦礫撤去の作業中、怪我をされた方の傷口から海にしかいない細菌が見つかり、、破傷風を引き起こす細菌なので怪我などしないよう気をつけて下さいとも言われました。

津波の被害の大きさは、街の中でも違いがあり、入江になっている場所は波が入り込まなかったので被害を受けることなく、海のすぐ近くに立っている家も無事だったとのこと。
見ると、ほんの数歩の違いで景色が全く違っており、言葉がありませんでした、、、。
泥だしの作業中にご遺体が発見されることもあり、宿泊先に帰ると、発見された話を耳にしたりしました。

自衛隊員や、ボランティアの方々の頑張りで、瓦礫などもかなり整理されてきているようですが、まだまだ片付けなければいけない物が沢山あります。

避難所に向かうまでの山道、青々とした木々と、太陽のひかりできらきら輝く牡鹿半島は、観光地にきているのではないかと思うような美しさでした。
石巻市にお住まいのボランティアの方は、「津波の後、海がきれいになったような気がする、、、、」とおっしゃられていました。海に捨てられたゴミが陸に戻されたということなのかな。。。
また見に来たいと思うような、美しい海でした。

湊中学校の一帯は、まだ水が通っておらず、普及作業に時間がかかっている様子で、自衛隊の車や作業車を何台も見かけました。
校内にも臭いが立ち込めており、これから夏に向けてハエや虫の発生など、対策が必要になってくるようです。
様々な場所で、しなければいけないことが本当に山積みなのだと感じました。

宿泊先に行く途中では、学校の裏手に瓦礫が山積みになっており、これからまだまだ増えていくということです。

その近くには、自衛隊員のキャンプ地があり、テントが処狭しと並んでいました。石巻のボランティアの受けつけ場所になっている専修大学のキャンパス内には、ボランティアの方が寝泊まりするテント村がありました。

自衛隊員、長期でボランティアに来ている方には、本当に頭が下がる思いでした。

※旧北上川や海から離れた場所では、ライフラインも普及しており、スーパーも営業を開始しているので、普通の生活に戻っています。

2 (マッサージ活動について)につづく、、、。

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