最近なんだかちょっと忙しい。
頭の中も忙しいので詩を読んで一息ついたりしています。。。
お気に入りの詩を二つ^^
「頭と足」
生きものが 立っている時
その頭はきっと 宇宙のはてをゆびさしています
なんおくまんの生きものが
なんおくまんの所に立っていたとしても・・・
針山にさされたまち針たちのつまみのように
めいめいに はなればなれに
宇宙のはてのほうぼうを
けれどもそのときには足だけは
みんな地球のおなじ中心をゆびさしています
おかあさん・・・と声かぎりよんで
まるで とりかえしのつかない所へ
とんで行こうとする頭を ひきとめてもらいたいかのように
「カニ」
カニがカニッとしているのはうれしい
カニがそれを気づいてないらしいので
なおさらにしみじみと・・・
ああ こんな私も私っとしていることで
だれかを喜ばせているのかもしれない
私がまるで気づかないでいるとき
いっそうしみじみと・・・
そう思うこともできるんかなぁ
と私は私を胸あつくさせた
まどみちお・まどさん100歳100詩集より
※写真は、詩とはまったく関係ありませんが、久しぶりに聞いたらまたはまってしまい、最近聞き続けているクラウデッドハウスの「Recurring Dream」